DNSレコードタイプ一覧

A, AAAA, CNAME, MX, TXT など、主要な DNS レコードの種類とそれぞれの役割・設定例の早見表です。

レコード 名称 / 役割 設定値の例 説明 / ユースケース
A IPv4 アドレスレコード 192.0.2.1 ドメイン名(ホスト名)をIPv4アドレスに関連付けます。
AAAA IPv6 アドレスレコード 2001:db8::1 ドメイン名をIPv6アドレスに関連付けます。
CNAME 別名 (エイリアス) レコード example.com. ドメイン名を別のドメイン名(正式名)のエイリアスとして関連付けます。
MX メールエクスチェンジャー 10 mail.example.com. ドメイン宛てメールの配送先サーバーと優先度(値が小さいほど高優先)を指定します。
TXT テキストレコード "v=spf1 include:_spf.example.com ~all" ドメインに任意のテキスト情報を関連付けます。主にSPF/DKIMなどの送信ドメイン認証や所有権確認に使用されます。
NS ネームサーバーレコード ns1.dns-provider.com. 対象ドメイン(ゾーン)のDNS情報を管理する権威ネームサーバーを指定します。
SOA 権威開始レコード ns1.example.com. hostmaster.example.com. ( ... ) ゾーンの管理情報(シリアル番号、更新間隔、連絡先等)を定義します。各ゾーンに必ず1つ存在します。
SRV サービスロケーター 10 60 5060 sip.example.com. 特定のサービス(SIPやLDAPなど)を提供するサーバーのホスト名とポート番号を指定します。
CAA 認証局制限レコード 0 issue "letsencrypt.org" ドメインに対してSSL/TLS証明書の発行を許可する証明書発行機関(CA)を指定し、不正な発行を防ぎます。
PTR ポインタレコード host.example.com. IPアドレスからドメイン名を検索する逆引き(Reverse DNS)のレコードです。

メモ

CNAMEとエイリアスの違いと注意点

  • CNAMEレコードは、ホスト名に設定された他のすべてのレコード(MXやTXTなど)を上書きするため、ゾーンのルートドメイン(Zone Apex、例: example.com)には原則として設定できません
  • ルートドメインを別名に関連付けたい場合は、DNSサービス独自仕様の「ALIAS」や「ANAME」レコードを使用します。

メール認証でよく使われる TXT レコード

  • SPF (Sender Policy Framework): v=spf1 ip4:192.0.2.10 include:_spf.google.com ~all(メール送信が許可されたサーバーIPのリスト)
  • DMARC (Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance): v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:dmarc-reports@example.com(SPF/DKIM認証に失敗したメールの処理方針)